本日3月20日は、1995(平成7)年に起きた地下鉄サリン事件の日。
そこにいる人たちを殺すために。
映画「幻魔大戦」はそれを端的に示した傑作です。
角川は、オウムへの影響を不本意としますが、例えば早川紀代秀は社会人時代に、この作品(原作)と出会っていますね。
『宇宙の破壊者"幻魔"が地球に接近しつつあった。宇宙の意識体"フロイ"のメッセージを受け取った、トランシルバニアの王女にしてエスパーの"ルナ"は、やはり幻魔と戦っているというサイボーグ兵"ベガ"と共に地球を守る戦いを開始する。ルナは全世界のサイオニクサー(超能力者)を集め、幻魔に対抗しようと考える。そのうちのひとり、高校生の東丈は自分の能力にまったく気付いていなかったが、ベガの挑発によって超能力を開花させる。』
東丈が世界の真実(幻魔の接近)を知り、日常の見え方が変わってしまった様子。
テレパシー放送によって選ばれた「戦士」だと自覚する様。
オウム真理教の彼らも同様の経験をしたのではないでしょうか。
当時としては成功をおさめます。
映画「幻魔大戦」は、金曜ロードショーなんかでやっていたのを覚えてます。
けど、TVサイズだし、CMでとびとびで一気見は今回が初体験。
死ぬまでに一度は劇場で観たいと思っていたので、本当に良い機会でした。
「角川の映画紹介CMが一番の傑作」と陰口叩かれるのも納得。
まだ、幸福の科学のアニメの方が、今っぽいかも。
若い子たちも観に来てましたが、飽きないかと心配になりました。
そして、そういう彼らの気持ちや空気が、わかってしまう世代なんです。私たちオジサンは。
そうしてこの映画を観ていると、本当につらい!!