昭和11年(1936年)11月1日に行われた学士会ゴルフクラブの記念盾です。
原型は、日名子実三。ゴルフバックを背負った人物が描かれたレリーフです。
日名子実三は水泳、ラグビー、バスケットボール、スキー等々、数多くのスポーツをモチーフとしています。日名子の描くスポーツ選手は、どこか優雅で、女性的で、精神主義の汗臭さが無い。最先端カルチャーとしての「スポーツ」が描かれていると言えるでしょう。そこが当時の人々に受け入れられた理由だったのかもしれません。
このレリーフにも紳士のスポーツとしてのゴルフ、凛とした人物像です。
このモチーフを用いて立体もあるようで、広田肇一著「日名子実三の世界」で紹介されています。
ちなみに、寄贈した湯沢三千男 はこんな人。