1934(昭和9)年、4月20日~30日に行われた「第四回塊人社彫塑展」の出品目録です。
会場は上野東京府美術館。
4月21日には上野で忠犬ハチ公銅像除幕式が盛大に行われています。
ハチ公の銅像を制作したのは、塊人社を結成し、この第四回の展覧会にも出品している安藤照でした。
この期日に合わせて、本展覧会を企画したのかもしれません。
塊人社ですが、実際のところどこまで研究がなされているのでしょう。
「構造社」のようにまとまった研究と展覧会が行えるほど進んでいるのでしょうか?
私は、このグループがどのように美術史に影響を与えたのか、知りたいと思っています。
そのため、この第四回に出品した作家と作品名を以下に羅列します。
どこかで役立ちますよう。
第1室
1 裸婦習作 松田尚之
2 首 小倉一科
3 指 長谷川桝蔵
4 T の首 飛岡文一
5 西君の首 堀江尚志
6 胸像(二) 村田勝四郎
7 首A 齋藤吉郎
8 首 兒島矩一
9 C婦人像 泉谷喜一郎
10 胸像習作 藤澤古實
第2室
11 コドモA 兒島矩一
12 兎 小笠原貞弘
13 胸像 安藤照
14 九年第一作 木元斌
15 堀江氏の像 西常雄
16 胸像 三澤寛
17 胸像 河内山賢祐
18 首B 齋藤吉郎
19 兎 小笠原貞弘
20 胸像 藤澤古實
第3室
21 裸像 田中林蔵
22 コドモB 兒島矩一
23 首 荒居徳亮
24 首 佐土哲二
25 水邉 中川為延
26 童女像 藤澤古實
27 習作 北路莞爾
28 少女胸像 前田保三
29 K子の顔 坂井昭雄
30 青年 有井章二
第4室
31 胸像(一) 村田勝四郎
32 猿 荒居徳亮
33 女人像A 水船六洲
34 動物 中野右左人
35 女座像 北路莞爾
36 女人像B 水船六洲
37 習作 石原昇
38 働く少年 有井章二
39 馬跳 宮川理
40 習作 渡邉徹