昭和10年11月17~18に於金山(?)にて行われた全鮮工業者大会記念の記念品です。
モチーフは前年に完成した釜山大橋(影島大橋)と思われます。
釜山大橋は船を通すために跳ね上がる当時の朝鮮唯一の跳開橋であり、「釜山名物」と称されたそうです。
当時の大事業だったのでしょう。そのために、この橋をモチーフにしたと考えられます。
戦後は老朽化の為、橋の撤去も考えられますが、2006年に釜山広域市指定文化財第56号に指定され、2013年に復元工事を終えています。
大切にされているのですね。
建築物をモチーフとしたこうした記念品は、その目的が建築物の建立やオープンの記念であればよくあるものです。
ですが、建築のような人工物を模したものは、モデルであって彫刻とはみなされません。
例えば、法隆寺やサグラダ・ファミリアを絵で描けば作品とみなされますが、そのままミニサイズの彫刻にしても作品ではないのですよね。
そういうバイアスがあるわけです。
ある意味、二次創作とみなすからでしょうか。
ジェフ・クーンズのバルーンの作品みたいにアイロニーを被せれば作品になるのでしょうが。
そうは言っても、二次創作であっても、それを造った作家がある以上、彫刻ではないと切り捨てるのはもったいないと思うのです。
このブログではそういった作品も少しづつ紹介できればと思っています。
ですが、建築のような人工物を模したものは、モデルであって彫刻とはみなされません。
例えば、法隆寺やサグラダ・ファミリアを絵で描けば作品とみなされますが、そのままミニサイズの彫刻にしても作品ではないのですよね。
そういうバイアスがあるわけです。
ある意味、二次創作とみなすからでしょうか。
ジェフ・クーンズのバルーンの作品みたいにアイロニーを被せれば作品になるのでしょうが。
そうは言っても、二次創作であっても、それを造った作家がある以上、彫刻ではないと切り捨てるのはもったいないと思うのです。
このブログではそういった作品も少しづつ紹介できればと思っています。