1929(昭和4)年に行われた構造社第三回展覧会出品作「嫉妬」です。
かなり面白い作品です。
当時の官展なんかではまったく見ることのできない、見世物とか神社仏閣なんかの世界です。
教会にあるガーゴイルに影響を受けたのでしょうか?
というのも、この年の初めに日名子は欧州留学から戻ります。
この作品は留学中の作品なのかもしれません。
日名子は第三回展覧会に、20数点の作品を出品し、その中に「虚栄」「誘惑」という総合試作がありました。
しかし、この「嫉妬」は目録には載っていません。
そこにはどんな意図があったのか。興味ありますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿