先月11日は、建国記念日でした。紀元節であり神武天皇の即位日ですね。
来週の23日は天皇誕生日となります。
というわけで、何か関係するものをと思い、海野美盛による明治天皇御尊影を紹介します。
来週の23日は天皇誕生日となります。
というわけで、何か関係するものをと思い、海野美盛による明治天皇御尊影を紹介します。
明治天皇の姿と言えば、キヨッソーネの肖像画が有名ですが、この横顔は晩年の写真をもとにしたレリーフです。
また、サイズから廉価版考えられますが、それでも明治天皇という神の姿を描いたものとして大切に扱うように窘められています。
『本御尊影は金工界の泰斗東京美術学校教授正六位海野美盛先生苦心の謹作にして吾等国民の一日も忘る可からざる偉大なる神に候
本会は士道の啓発精神修養の資に供せんか爲め一般希望者に限り頒布するものにして畏れ多くも尊厳なる明治天皇陛下の恩英姿を拝し得らるるものなれば充分敬意を以て之に対せらるるは勿論苟も粗略の御取扱無之様御注意なされ度爲念特に一言する如斯に候也
謹作頒布所 明治神宮記念会謹白』
当時の人々の昭和初期に天皇に対する畏怖や敬意とは、明治天皇への想いを受け継ぐ形でなされます。
では、どのように明治天皇への敬意が生れたのかと問われれば、当時の政府の政策や教育の様な、上から与えられた権威への畏怖だけでなく、下から、民衆側から敬意を必要とされたからなのではないでしょうか?
つまり明治維新という価値観がひっくり返ったアノミーから立ち直るために明治天皇というアイドルにすがったのだと思います。
この明治天皇のレリーフは、そういったアイドルのポスターの様なものです。
上記の文章は、画鋲で壁に貼るのに、四隅に穴を開けるなと、運営側から注意されるみたいな話ですね。
上記の文章は、画鋲で壁に貼るのに、四隅に穴を開けるなと、運営側から注意されるみたいな話ですね。
そして、アノミーから立ち直るためのアイドルへの信仰の力が、後の戦争をも引き起こしたのだと言えます。
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