ナチス・ドイツのご用達彫刻家「アルノ・ブレーカー」。
以前、この作家の映像をまとめました。
http://prewar-sculptors.blogspot.jp/2013/02/blog-post_24.html
戦中の日本での、この作家の評価は低く、それがなぜなのかと考えています。
今回は、その為のメモです。
「アルノ・ブレーカー」には、顔が鳥(鷲?)の作品があります。
http://sergey64.tumblr.com/post/130690348304/arno-breker
時代はわかりませんが、ナチス・ドイツの国章であった鷲をモチーフにしたのかもしれません。
で、この彫刻ですが、似たものを知っています。
佐藤朝山の木彫「八咫烏」 1936年作
http://prewar-sculptors.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html
鳥頭で直立し、首を真横に振っています。
まぁ、似ているといえるのはそれだけなのですが。
朝山は1922年(大正11年)にフランスへ行き、ブールデルに師事します。
そして、1924年に帰国。
アルノ・ブレーカーは、1924年にフランスに行き、当時コンスタンティン・ブランクーシに師事していたイサム・ノグチら芸術家たちと幅広い交流を持ちます。
朝山との接点があったかかどうかわかりません。また、互いのどちらかが作品、またはその写真を見たのかも不明。
互いに国威発揚を求めた結果の、意味ある偶然かもしれませんし、単なる私の妄想かもしれません。
というわけで、はっきりとしたことがわかるまで、ここにメモとしての残します。
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