2012年11月19日月曜日

陽咸二 原型「国際広告写真展覧会」メダル



陽咸二の亡くなる5ヶ月前、昭和10年4月に行われた東京朝日新聞社主催「国際広告写真展覧会」のメダルです。
陽咸二らしい、遊び心溢れた造形で、お伽噺のような物語を感じさせるレリーフになっています。
日名子のメダルと比べると、同時代にあっても、その作風の違いがわかるかと思います。
陽咸二の方が足取りが軽いんですよね。おちゃらけてると言うか。御洒落と言うか。
日名子や素巌と同じく西洋の彫刻に影響を受けながらも、陽咸二的と言うしかない独自の世界があるんですね。
このレリーフは、原型が東京国立近代美術館に所存されています。
一度、このメダルと並べて見てみたいです。


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