1938(昭和13)年に第十六回日本レントゲン学会長となった岩井孝義を記念して、皇紀2600年、1940(昭和15)年に制作された楯ですね。
岩井孝義は、1894(明治27)年生まれ。
京都帝国大学を卒業し、大正12年京都帝国大学助教授となり、レントゲン部勤務。
レントゲン医学研究のため昭和2〜5年ドイツ、フランス、アメリカに留学。
その後、京大教授となります。
レントゲン医学研究のため昭和2〜5年ドイツ、フランス、アメリカに留学。
その後、京大教授となります。
真ん中のヴィルヘルム・レントゲンを描いたのは斎藤素巌。
Soganと銘があります。
「2600」とその隣に「Yasunaga」とあります。
これは安永良徳でしょう。
彼は全体の構成とデザインを担当したのでしょうね。
つまり、このレリーフは構造社の作家による合作です。
構造社の作家はこういった合作を頻繁に行いました。
安永良徳のこの構成ですが、X線の放射の様でもあり、構成主義的でもありイイですね。
斎藤素巌の肖像も流石です。
ただ、この二つの方向がちょっと合わない様な気がしますけどね!
ただ、この二つの方向がちょっと合わない様な気がしますけどね!
0 件のコメント:
コメントを投稿