2023年1月2日月曜日

光照法主御除隊記念







光照法主御除隊記念、龍の記念碑です。
作者は銘に「TATU」とありますが、思い当たる彫刻家はありません。

光照法主は、浄土真宗本願寺派第23世宗主、大谷光照。
母親の姉が大正天皇皇后で、昭和天皇の従兄弟にあたる方です。
彼が昭和12年1月に除隊となった記念の品がこの作品であったようです。

wikiには
『青年法主光照は、昭和の戦時下の教団(浄土真宗本願寺派)を指導した。1933年(昭和8年)には声明集の改定に取り組むなどする一方で、1941年(昭和16年)に宗制を改定、従来神祇不拝を旨としていた宗風を放棄し、「王法為本ノ宗風ヲ顕揚ス是レ立教開宗ノ本源ナリ」と宣言。国家神道と結びついた「戦時教学」を推進した。

特に、親鸞の著作に皇室不敬の箇所があるとして該当部分を削除するよう命じたり(聖典削除問題)、門信徒に戦争協力を促す消息(声明)を発して戦時体制を後押しした。戦時中に発布された消息(聖典とされている宗祖親鸞の撰述に準じるとされていた)では、天皇のため命を捧げよと説いている。』
とあります。

戦時日本仏教界の具体的な戦争協力については、こちらに詳しい
https://news.yahoo.co.jp/byline/ukaihidenori/20220720-00304333


思想史的な流れは、かなり難しく、暁烏敏とか考えれば考えるほど沼にはまっていく......


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