2021年11月15日月曜日

日名子実三 作 昭和5年 第12回関東学生陸上競技対抗選手権大会 メダル



日名子実三作、昭和5年 「第12回関東学生陸上競技対抗選手権大会」メダルです。
久しぶりの日名子の作品です。
まだまだ知らない作品があるものなんですね。

弓を引く神武天皇像でしょうか?
後輪と弓の形をメダルの円形に沿わせ、弓を引く肉体による直線で構成された日名子らしいデザインになってます。
弓を引く像といえば、ブールデルの『弓をひくヘラクレス』や平櫛田中の『活人箭』などが有名です。そういった作品を参照しつつ、日名子らしく浮彫でまとめられた秀作だと思います。

コロナが流行りだしてから、ぐっとメダルの収集量が減りました。
経済活動の縮小だけでなく、人の動き自体が減り、こういうニッチで需要の無い物の世に出てくる機会も減ってしまったのだと思います。
メダルやレリーフを展覧会などでお見せする機会も減りました。
それでも、こうした彫刻世界に興味ある方にあるだろうと、こうして記事を書き続けます。
もし、どこかで展示してみたいという方ありましたら、どうぞご連絡下さい。
nakakakatsu@gmail.com

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