2021年7月17日土曜日

中原悌二郎 「若きカフカス人」「憩える女」絵葉書




中原悌二郎による 「若きカフカス人」「憩える女」はどちらも1919(大正8)年の作です。
その2年後に悌二郎は没します。
この絵葉書は、そんな悌二郎の代表作を撮影したものになります。

この2体が揃ったのは、製昨年に行われた再興第6回院展です。
この時に撮影された写真を絵葉書にしたのでしょうか?
ただ、絵葉書の表面は無地で、販売元の名前もありません。
私のコレクションには、院展で販売されたであろうこの2体の絵葉書を所有していないので詳しくはわからないのですが、写真の撮り方からして正規の記録写真ではないような気もします。
特に「憩える女」ですが、正面から撮らず、背中のクローズアップがされていて、作品の記録以上の撮影者の意図を感じます。
この絵葉書が生まれた経緯が知りたいですね。

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