下の絵葉書はその一部で、 構造社の絵葉書が第2回展覧会から第14回までを含め60枚ほど手に入りました。
このブログで、少しづつ紹介していく予定です。
まずは、第4回構造社美術展覧会出品、中牟田三治郎作「きつね」。
以前、 中牟田三治郎の略歴については紹介しましたね。
略歴を読まれた方はお気づきでしょうが、1930(昭和5)年に行われたこの展覧会時には中牟田三治は亡くなっています。
第4回構造社美術展覧会は、中牟田三治郎の遺作展でもあり、彼の作品43点が特別展示されます。
この「きつね」も前年の第3回展で秩父宮家に買上げとなりましたが、借りられたのか、特別に再展示となったようです。
そのため、この絵葉書でも作家名に「故」と記入されています。
現在、この作品は宮内庁の収蔵となっています。
この作品も第4回構造社美術展覧会出品、河村目呂二作「接吻」。
河村目呂二は地元岐阜出身の彫刻家...というより彫刻も行う趣味人で、猫を愛し、この作品も猫を抱く女性像です。
この作家については、かなり面白い人物でもあり、こうやってまとめて紹介するのはもったいないので、どこかで詳しく紹介したいと思います。
そして、以前から何度も紹介しています陽咸二の作品です。
第2回構造社美術展覧会出品、「コンポジション」。
この作品は「立てひざの女」と呼ばれ、現在そのブロンズが東御市梅野記念絵画館にあるようです。
この展示時は石膏のようなので、後にブロンズにしたのでしょう。
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