以前、「シベリア抑留彫刻家に就て。 」として紹介しました安永良徳によるレリーフです。
これはそれほど古い作ではないだろうと思います。
福岡県立美術館のシンボルとして、現在も建っている安永良徳作「裸婦座像」と同じモチーフですね。
福岡県立美術館の前身である福岡県文化会館は、1964年(昭和39)に施工されていますが、この像はいつ建ったのでしょう? 同時期に記念品として作られたレリーフなのかもしれません。
鳥が描かれているので、野外のイメージを持って制作されたものには違いないでしょうけれど。
戦前の構造社時代の安永は、こういった抽象的な作品をいくつか制作しているのですが、途中から具象に変わります。
ピカソに倣ったのか、それとも技術が上がって具象をこなしてみたくなったのかわかりませんが、 戦後も具象一本槍だったというわけではないようです。
この裸婦像はなんだかクリオネみたいですね。
ということは、この鳥は捕食される直前なんでしょうか!
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