2015年3月8日日曜日

Intermission 妖怪のせいなのね...

 

菊地章太 著「 妖怪学の祖 井上圓了」や末木文美士 著「日本宗教史」などを読む。

末木文美士という方は、井上圓了に繋がる人ではないかと思う。
知に思想が流れる人。

それはともかく、この「 妖怪学の祖 井上圓了」に、井上圓了の哲学としての仏教、在家主義の思想が新興宗教、特に創価学会を生みだした地となっていると暗に書かれていました。
そして、それに反する肉体的実践としての仏教、出家主義の宗教がオウム真理教だ。
オウム真理教が創価学会を攻撃したのは周知のとおり。

井上圓了の時代から現代まで、日本宗教史、そしてなにより日本史は繋がっているのだな~。

また、井上圓了の周辺、対した柳田國男や柳宗悦、彼らの民俗学が日本優越論と繋がり戦争を肯定する事など、そしてそれゆえに左派的でユートピア(千年王国)を求める水木しげるの「鬼太郎」と対して現実主義的(あの世が近接していて、ある意味実社会上での解決を行うしかない)な「妖怪ウォッチ」。

あぁ、こうやって歴史は作られていくのだな。

写真は子供の頃に集めてた 鬼太郎」の消しゴム人形コレクションの一部。
一点だけ「悪魔くん」のがあるのだけど、これは大人になってから購入。
十二使徒全部揃ってないんだよな~

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