最近メダルの紹介が少ないですよね!ってことで、日名子実三原型の「明治神宮鎮座十年祭奉祝体育大会」メダル です。
「明治神宮鎮座十年祭奉祝体育大会」とは1930年(昭和5年)に行われた体育大会で、2年置きに行われていた明治神宮体育大会とは別に、1920年に造営された明治神宮の10周年を記念して行われました。
この時、日名子実三は37歳。メダルとしてはまだ日名子色が出ていない時代だと言えます。
ただし、表のなぜか裸体の走者と比べると、裏の構成的でモダンなデザインは面白い 。
バレーボールの選手だと思われる人物が左上に配され、ボールとコートがその反対に側に、そして中央を「明治神宮鎮座十年祭奉祝体育大会」の文字が横たわる。
これ以降はこういったモダンはあまり試みません。
大正モダンの時代の残り香だったのかもしれませんね。
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