画家、児島善三郎によって制作された胸像です。
児島善三郎は、こういった彫塑も試みているんですね。
すごく上手いわけじゃないけど、このモガな像は、どこか愛嬌あって嫌いじゃないです。
彼が影響を受けたフランス・フォーヴィスムは、ドイツで起きていた表現主義運動に関心を持たなかったそうです。
この彫刻は、フォーヴィスムにある強い作家の心情を描くことが出来ているとは言えません。
もし、彼が表現主義を少しでも志向していたならば、この彫刻も違ったものになっていたかもしれませんね。
この作品が出品された第16回二科展は1929(昭和4)年。
児島善三郎がフランス留学から帰って、2回目に二科展出品作のようです。
絵葉書の上部に児島善三郎のサインがあります。
さすがおフランス帰り。オシャレざんす!
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