2022年4月17日日曜日

社会大衆党 第五回大会記念 メダル


社会大衆党とは、1932年に全国労農大衆党と社会民衆党が合同して結成された無産政党です。
安部磯雄が委員長,麻生久が書記長の下、「資本主義の打破」「無産階級の解放」などを掲げ活動しますが、次第に軍に接近、日中戦争が起ると「聖戦協力」を唱え、翼賛体制へと邁進していきます。
このメダルは、そんな社会大衆党の第五回大会を記念したメダルです。

旗と星と鎖とマッスルな労働者。
ザ・プロレタリアデザインという感じですね!
大好きです。
労働者のモチーフに鎌を持った農民が描かれているのが日本的で良いですね。
サインの無いのもそれらしい。
社会大衆党と言う第三極にまでなった政党で、このような微妙に洗練されていないデザインなのも好感度高いです。

とはいえ、同時期に政党政治の外側にあった蔵原惟人らのナップやらコップやらは、弾圧されていきます。
それら弾圧された側の美術家たちは、このメダルのデザインをどう見たのでしょう?

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