藤井浩佑による「第14回全国選抜中等学校野球大会」バックルです。
現在ある春の選抜高校野球大会にあたる大会で、第14回の皇紀2597(昭和12)年に行われた本大会では、大阪の浪華商(現在の大阪体育大学浪商高等学校)が優勝しました。
このバックルは、その大会の記念品として制作されたものだと思われます。
作家の藤井浩佑はこのバックルと同じモチーフで夏の高校野球大会のメダルや、幾つかの立体の彫刻を制作しています。
よほど気に入ったモチーフだったのでしょうか。
ただ、野球をやったことのある方ならアレッ?って思うかもしれません。
いや、逆に違和感抱かないかな?
というのも、このモチーフの選手は、左手を右手の上でバットを握り、右足を前に大きく踏み出しています。
つまり、これは左打席に入った左打者が、振り抜いた時の姿なんですね。
下の動画を見ていただければよくわかると思います。
では、なぜ藤井浩佑はわざわざこの姿を選んだのでしょう?
「オレは野球に詳しいぜぇ~!ニワカとはとは違うんだぜぇ~」というマウンティングだったのでしょうか?
または、当時有名な左打者があったのかもしれません。例えば、この大会の3年前、昭和9年にベーブ・ルースが来日し試合をしています。
この姿に影響を受けたのでしょうか?
動画はベーブ・ルースの打撃フォーム
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