2016年6月12日日曜日

東山動植物園の恐竜! その2

戦前、子供たちが触れることのできた恐竜のイメージとは、きっと児童小説だったろうと思います。
であるならば、やっぱりコナン・ドイルの「ロスト・ワールド」ではないかと。

こちらに詳しい情報を書かれた方がいました。

現在の中日新聞の前身にあたる「新愛知」新聞に、「亡くなった世界」と題して大正4年7月~9月まで連載されたそうだ。

当時子供たちが、どれだけ新聞というメディアに触れることができたかはわかりませんが、新聞の普及率が上昇し、100万部超えが現れてたこの時代の新聞連載が、東山動植物園の恐竜像設立の前章になったのかもしれません。

昭和4年には大戸喜一郎訳による編『前世界物語 ロストワールド』が子供向け小説として発売されます。

ただし、聞いたところによると、戦中に入り、子供たちに進化論を教えるととが躊躇されたとか、神々の子孫である我々が猿の進化系?
進化論がわからないと「ロスト・ワールド」も読めませんし、恐竜も語れません。

けど、山本七平のこういう話もあります。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/10/post_bcc0.html

ここのところは実際どうだったかわかりませんが、事実として昭和13年に恐竜像が造られているのです。
ある意味で英断だったのかもしれませんね。

現在では、恐竜は大人気ですし、私のお世話になった岐阜県博物館でも恐竜目当てで子供たちが多く訪れています。
7月8日から9月4日までは、特別展「新・恐竜学 ~鳥になった恐竜の脳科学~」が行われるようです。
鳥は現在に残った恐竜という解釈は、もう普通のことになったんだな~~感慨。

まるでここまでの話が、お世話になった岐阜県博物館の次回展示への前振りみたいになってしまいましたが、「べっ、別にあんたのためじゃないんだからねっ!!!」

後は、「アカンバロの恐竜土偶」の謎さえわかれば、恐竜史はさらに発展しますな!!

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