2016年4月19日火曜日

Intermission NAKAGAWARA?画廊? 絵はがき

最近、Intermissionばかりなのは、こうやって書いている裏側では、展覧会のための資料やなんかでメダルや絵はがきを嫌というほど触れているから...

そういうわけで、今回の絵はがきは謎の展覧会場の写真です。



左下にエンボスで「NAKAGAWARA」とありますが、それ以外は不明。
裏側も真っ白。
この二人がどういった人物なのかもわかりません。

写真を加工したのがこちら


さらに人物をズーム


展示されているのは、洋画のようですが、内容は日本の風景でしょうか?
絵画の前に柵が設けてありますね。
ここから何か辿れるかもしれません。

画廊の先駆けといえば、高村光太郎の「琅玕洞」です。
ヒウザン会とパンの会より
「私が神田の小川町に琅玕洞(ろうかんどう)と言うギャラリーを開いたのもその頃のことで、家賃は三十円位、緑色の鮮かな壁紙を貼はり、洋画や彫刻や工芸品を陳列したのであるが、一種の権威を持って、陳列品は総て私の見識によって充分に吟味したもののみであった。
 店番は私の弟に任し切りであったが、店で一番よく売れたのは、当時の文壇、画壇諸名家の短冊で、一枚一円で飛ぶような売れ行きであった。これは総て私たちの飲み代となった。
 私はこの琅玕洞で気に入った画家の個展を屡しばしば開催した。(勿論手数料も会場費も取らず、売り上げの総ては作家に進呈した。)中でも評判のよかったのは岸田劉生、柳敬助、正宗得三郎、津田青楓諸氏の個展であった。」

おぼっちゃんの光太郎が商売などできるわけなく、すぐに終わった琅玕洞ですが、光太郎の小品が世に出て現在まで残っているのは、この店のおかげだとも言えますね。

というわけで、今回は現在は何もわかっていない絵はがきでした。
情報求む!

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