2013年6月2日日曜日

日名子実三作 水泳関連メダル

もうすぐプール開きってことで、日名子実三の水泳関連のメダルを紹介。

戦前、水泳は、日本のお家芸と言われていました。
世界新記録をいくつも出し、1932年のロサンゼルス五輪、1936年のベルリン五輪と日本人選手は多くのメダルを獲得します。
国内でもその人気は高く、例えば現在の千駄ヶ谷コートには、かつて明治神宮水泳場があり、ここで明治神宮国民体育大会や、国際的な水泳大会が開かれています。


左のメダルは1932(昭和7)年に開催された 「日本選手権水上競技大会」の参加メダルです。
雄々しい日本人の選手が描かれれおり、明治以降の課題であった彫刻家が「日本人男性」を美しく描くこと、それが可能となったことを示しています。
この大会の会場は、明治神宮水泳場で、 「日本選手権水上競技大会」は東京オリンピックまで、この会場を使用していたそうです。

右は、1931(昭和6)年の「第一回日米対抗水上競技大会」。
日本人と米国の選手が交互に描かれているのですが、同じ背の高さで合わせてあるところに日本人の自負心が感じられますね。裏には飛魚が描かれてます。戦後、古橋廣之進選手が「フジヤマのトビウオ」と呼ばれたことを思い出します。


そして、1929(昭和4)年の「第三回早慶対抗水上競技大会」
日名子実三は、この早慶戦のメダルや、日本選手権水上競技大会のメダルを幾つか作成しています。
それだけでなく、他の多くのスポーツ、ラグビーやゴルフ、バスケット等々、それらはまた追追紹介します。

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