2012年10月30日火曜日

日名子実三 原型「学士會ゴルフクラブ 内務次官賞」盾

昭和11年(1936年)11月1日に行われた学士会ゴルフクラブの記念盾です。
原型は、日名子実三。ゴルフバックを背負った人物が描かれたレリーフです。
日名子実三は水泳、ラグビー、バスケットボール、スキー等々、数多くのスポーツをモチーフとしています。日名子の描くスポーツ選手は、どこか優雅で、女性的で、精神主義の汗臭さが無い。最先端カルチャーとしての「スポーツ」が描かれていると言えるでしょう。そこが当時の人々に受け入れられた理由だったのかもしれません。
日名子自身もスポーツ選手との交流を持ち、水泳選手の高石勝男選手や、オリンピックで日本人初の金メダリストとなった織田幹雄選手の像なども制作しています。
このレリーフにも紳士のスポーツとしてのゴルフ、凛とした人物像です。
このモチーフを用いて立体もあるようで、広田肇一著「日名子実三の世界」で紹介されています。 

ちなみに、寄贈した湯沢三千男 はこんな人。

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