現人神であった昭和初期の昭和天皇の像というのは、実は少ないのです。
ただし、皇太子時代の像というのは、いくつかあります。
このレリーフは、1924(大正13)年に良子様との御成婚を記念して制作されたレリーフです。
造幣局から、このモチーフでメダルも制作されています。
作家は、彫刻家畑正吉です。
周りにあしらった菊の美しい彫り姿は、まさに畑正吉の作だと言えます。
菊ではありますが、海外の王室の紋章に用いられるバラやアザミの様に扱われています。
正に和洋折衷。
当時の殿下らしい、お姿だと思います。
また畑正吉は、現上皇様のご結婚記念メダルも制作してますので、2代のお姿を描かれた彫刻家なんですね。
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