2019年1月1日火曜日

謹賀新年 祝2019 筋肉彫刻!

謹賀新年!
昨年の紅白で、天道よしみの曲に合わせた「筋肉体操」が披露されたわけですが、こちらも負けじと「筋肉彫刻」です!
まずは、朝倉文夫作 第七回帝国美術院展出品「水の猛者」。
第七回帝展は1926(大正15)年。作品タイトルと彫刻の姿から水泳選手の像だと思われます。
競泳初のオリンピック金メダリストの鶴田義行でしょうか?

次は同じく七回帝国美術院展出品「望洋」、作者は横江嘉純。
なんともとりとめの無いタイトルですが、横江嘉純らしい男性美に溢れた彫刻です。

同じ男性の肉体を扱っていても、まったく毛色の違う2点。
朝倉文夫の現実の肉体美を追及する作品と、横江嘉純の理想の究極の肉体美を描こうとする作品。

前述の「筋肉体操」では、この二つのベクトルがせめぎ合い、実際に嘘のつかない筋肉が出来るわけですね。
三島由紀夫は、これらを追い求めて、理想の方が超えて行ったのでしょう。
そう思うと、横江嘉純のこういった男性美の作品は、朝倉文夫以上に危うくて面白いのです。

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