東京芝浦電気による陶製のメダルになります。
明治神宮のメダルが。和15年頃からメダルが陶製が出てきますので、このメダルも時節に合わせて作られたのでしょう。
特許への賞牌として作られたこのメダルの裏には「特許 第一四〇五一三号 辻重己 昭和十六年六月」とあります。
この特許について調べると、純度の低いアルミニウムの表面に酸化被膜を施し、反射鏡を作るもののようです。昭和13年に出願され15年に特許をとってます。
表には、神話の女神が描かれてます。
桃を手に取る姿から意富加牟豆美命(おおかむづみのみこと)ではないかと思います。
永遠の命、邪気を払うその力への想いをメダルに込めたのでしょう。
作者銘はありませんが、美しくデザインされた女神像です。
立った女神の垂直性と、水平に伸びる手、円形のメダルとそれに沿った桃の木。
彫刻というよりデザイン力の高い作品です。
いいですよね~
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