2021年12月6日月曜日

新潟白山公園昭忠碑


新潟白山公園昭忠碑は、明治40年に除幕式がなされた114年前の銅像です。
現在も、白山神社境内に建っています。

詳しくは、藤井素彦さんによるこちらの論文にあります。
意匠は東京美術学校教授・島田佳矣、鋳造は岡崎雪聲です。
114年前の除幕式当日は、「市内ハ各戸国旗ヲ掲ゲ球燈ヲ点シテ敬意ヲ表シ午前ハ市川市山両派芸妓連ノ練リ込ミ等アリ」と、慰霊というよりドンチャン祭りだったようですね。

新潟の軍人慰霊碑として建てられたこの像は、球体化した日本地図の上に立つ神武天皇像と金鵄と、まるでショッカーのマークのよう。



地球儀には金箔された地があります。
画像では見えませんが、南樺太と千島列島、北海道から九州、日清戦争で得た台湾、遼東半島、そして朝鮮がそうなっているようです。
その地の上に神武天皇像が立っているのですね…

この金箔がいつなされたのか?
朝鮮併合前なのか、後なのか?
先の藤井さんの論文では、併合以前説に疑問を呈してます。
もしかしたら、併合後に金箔を追加したというのはどうでしょう?
どちらにせよ、この状態で残っているのが知れ渡ると面倒な問題になりそう…

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