彼の在職二十五周年を記念し制作された肖像郡で、作家は建畠大夢、藤島武二と和田三造。
この顔ぶれから、東京美術学校への依頼だったと思います。
現在、この銅像は東京大学に保存されているようです。
サイトでは、作者不詳となっていましたが、建畠大夢の作だったんですね。
面白いのは、絵葉書に祝賀会の予定表とこの作品依頼の収支が付随していることです。
収入:10076円
支出:10076円
内訳
目録 :3000円
油絵肖像 :3000円
銅像 :2000円
記念品 :500円
絵端(葉)書:250円
印刷費 :250円
郵便 :250円
広告費 :400円
宴会補助費 :300円
雑費 :176円
(肖像画が2種あるのですが、この内訳はどうなっているのでしょう?)
建畠大夢の銅像製作費は2000円。
当時の大卒初任給が75円程、平均年収が700円程でしたので、かなり高額な物であったことがわかります。
鋳造費を引いて、いくら作家に入ったのでしょう。
半分くらいかな?
絵葉書三枚もフルカラーなこともあって結構な金額。
さすが帝国大学医学部!!
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