このメダルの裏面には「1929(年) 東京写真専門学校 春季競技会」とあります。
東京写真専門学校とは、現東京工芸大学です。
この「東京写真専門学校」の名称は1926年(大正15年 昭和元年)~1944年(昭和19年)まで用いられたとのことですので、メダルの使用時期と合致します。
この「東京写真専門学校」は小西写真専門学校として設立したそうです。
「小西」とは、当時の小西六写真工業、現コニカミノルタを指し、6代目社長杉浦六右衛門によって創設されたことを意味します。
東京工芸大学は、写真という当時の最新メディアを学ぶ学校としてスタートしたんですね。
以前、同じく小西六(現コニカ)のメダルとして、
荻島安二による作品を紹介しました。
今回紹介したメダルには「RYOTAROW」と銘がありますが、この作者が誰なのかわかっていません。
荻島安二ばりのモダンな女性像なのですが、いったい誰の作でしょう?
彫刻家というより画家的な感性を感じますが...
わかり次第、また紹介したいと思います。
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