2013年9月29日日曜日

神像の絵葉書 その2

以前、『「天の浮橋御像」大日本神像奉彫會謹作 この「大日本神像奉彫會」が何なのかまったく謎。』と紹介した絵葉書です。

 この作品が何なのか、ようやくわかりました。

平瀬礼太著「彫刻と戦争の近代」によると、1943年6月4日の朝日新聞に、この作品と「大日本神像奉彫會」についての記事が掲載されました。
なんと、会の発起人は佐藤朝山(清蔵)。
仏画や仏像は多数あれど神像は少ないのを遺憾として、門下の越智綱雄、三木貞雄、田坂源治等々と若手彫刻家7名が血盟の上、荒木貞夫(陸軍軍人)、今泉定助(神道思想家)、安達謙蔵(政治家)、大島健一(陸軍軍人、政治家)らを顧問とし、考古学的意見を柴田常恵(考古学者)、神原信一郎に求め、この「大日本神像奉彫會」が誕生します。
そして、写真の 「天の浮橋御像」は、高さ6尺(1.8m)、これを全国に配布する予定だと言います。

実際はどうだったのだろう?
この作品が、現在国内に何点あるのだろうか?

2 件のコメント:

  1. 初めまして。突然でしかも過去の記事にコメント失礼いたします。

    私はこの記事に載っている、佐藤朝山の門下の越智綱雄の孫にあたる高橋恵梨香と申します。
    私の父(越智綱雄の息子)がNakano様とお話しをしてみたい、と申しておりご連絡をさせていただきました。(父はPCには疎く、代わってご連絡させていただきました。)もしよろしければ私のメールアドレスをお伝えさせていただきたいのですがよろしいでしょうか。

    こちらの絵葉書の作品について、私のブログを見ていただけると幸いです。
    ( http://e-ricca.blog.jp/archives/2421781.html )
    とても稚拙な文章でお恥ずかしいのですが。。

    厚かましいお願いとなってしまいますが、ご連絡をお待ちしております。
    どうぞ宜しくお願い致します。

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  2. 高橋恵梨香様

    始めまして。このブログを書いています中野克俊と申します。
    こちらこそ、私の文章をお読み頂き、ありがとうございます。

    私のメールアドレスですが、
    nakakakatsu@gmail.com
    になります。
    こちらに、一度ご連絡頂けると幸いです。

    ブログも拝見させていただきました。
    上記作品がヤフオクに出品されたのは知っておりましたが、こういった方の下に戻ったことは、嬉しいことだと感じております。

    では、よろしくお願い致します。
    中野克俊

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